HOW TO USE

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オザワ製品の
使いかた

シミ抜きについて

ワジミが心配です。

染み抜きはよくするけど、染み抜き後のワジミが心配と言われる方は多いのではないでしょうか。

確かにシミは落ちたみたいだけど、やればやるほどワジミがどんどん広がっていくのは恐怖ですね。そこで、ワジミを作らないコツと、できてしまった後の処理方法をお教えします。


ワジミの原因の第一位は、洗浄不足です。わずかに残った不純物(汚れ)が生地の繊維に沿って広がって行き、それが止まったところが乾くと縁取りになります。これがワジミの正体です。

このようなワジミを防ぐには、まず十分に汚れを濯ぎ出す必要が有ります。スプレーガンをお持ちでしたら必ず、汚れの周りからスプレーし、円を描くように中心部に向かって落として下さい(シミを広げないため)。

その後、スプレーガンを霧の状態でボカシ (*シミ抜き液で濡れているところと乾いているところの境目をぼかす作業)をし、バキューム、ドライヤーなどを併用して早く乾燥させれば、 ワジミはゼロ、これだけ知っておけばワジミは怖くありません。


*けっして、汚れを散らしてごまかしてしまうことではありません。濡れたふちの境目をなくすことは、その後の乾燥をスムースにしワジミを防ぎます。


*上の方法は、スプレーガンを使用の説明ですが、ソルビーエース(エアゾール)、シミ抜きペン(ペンタイプ)も同じ要領です。スプレーガンのように噴霧するパワーがありませんので、よりこまめに汚れをタオルなどに移しとることで解消できます。

カンタンにワジミを取る方法は

ワジミ取り専用のパウダーが有ります。ドライソルビー(スプレータイプ)、ワジミ部分に20~30cm離してスプレーし、5分ほど放置してください。

スプレーした部分が白く乾燥 (活性炭のような多硬質パウダーに汚れ成分が吸着し、生地から浮き上がった状態に)し ます。後は洋服ブラシなどでその粉を振るい落とせば仕上がりです。

汚れが除去されワジミは解消です。

ガンコなシミを落とすには

ソルビー201Dだけで落ちないシミを落とすには、強力な(シミ抜き3点セット)補助液をご利用ください。

1.ソルックス(第一作業)
①シミにソルックスを付けて浸透させる。
②シミの周囲より中心に向けて、ソルビー201Dを噴射する。
③シミが薄く残った場合は繰り返す。
チャコ、ペイント、カーボン、ボールペン、靴墨、スタンプ、マジック

2.ソルプロ(第二作業)
①シミにソルプロをつけて、もむように浸透させる。
②水洗後シミが残る場合は、ソルタンをつけてかるくたたく。
③頑固なシミは繰り返す。

2.ソルプロ(第二作業)
①シミにソルプロをつけて、もむように浸透させる。
②水洗後シミが残る場合は、ソルタンをつけてかるくたたく。
③頑固なシミは繰り返す。


果実、酒類、草花の汁、清涼飲料、コーヒー、お茶、布の黄変、変色。

その他、シミ抜き10点セットには、錆び落とし、ポイント漂白剤などがあります。

シミ抜きのテクニック

シミは付いたその場で処置をすれば比較的簡単に落とすことができますが、時間が経っていたり、熱を加えたりすると落としづらくなります。できるだけ早く適切な処置をする必要です。でも、あわてる必要はありません。
付いてしまったシミは、(乾いている状態)

シミ抜きのプロはしっかりシミの種類や状態を見定めてから、染み抜きに取りかかります。それは、ひとくちにシミと言いましっても、その成分の性質によって水溶性のシミ、油溶性のシミ及びおよび不溶性のシミに大きく3つに分類することができます。 ただ、シミが単純な成分であることはほとんどなく、色々いろいろな性質の成分が混じり合っています。
油溶性のシミには、ミシン油、サラダ油、マヨネーズ、チャコや、口紅など
水溶性のシミには、ジュース、紅茶、ソースなど
不溶性のシミには、墨や泥ハネなどがあります。
よく食べこぼしなどを付けたとき、何のシミか分わからない場合が多く、スープやタレのように油性、水性が混ざり合っている場合がほとんどです。
いきなり、なにかで染み抜きをはじめたらまず失敗します。よくシミの種類を観察しなければなりません。でも、ほとんどの人はプロじゃではないのにどうすればいいのでしょうか。
そんなシミ抜きに失敗しない方法とは、シミ抜きのプロでも守っていることがあります。
一番のポイントは、染み抜きにはき決まった順番があるということです。
何のシミか分わからない時は、まず、油性の処理 ((ソルビーエース油性、ソルビー201Dで)) をします。 先に油性分を抜くことが肝心です。といいますのは、油脂分が含まれている汚れに対し、水溶性のシミ抜き剤を付けてしまうと、繊維の奥にに油脂分を閉じ込めてしまうことになり、その後のシミ抜きを難しくしてしまいます。油脂分を先に抜いておきますと後の作業が簡単になります。
シミ抜きは必ず、油性のシミ抜き剤から・・・水性のシミ抜き剤へ・・・とお守りください。これだけでシミ抜きの大半は成功したといえます。特に縫製工場などでは、実に80%以上がミシン油などによる油性のシミで、ソルビー201Dだけで、シミ抜きが完了しています。
ご注意 油性のシミ抜き剤は速乾性のものがほとんどですが、完全に乾燥したのかを確認の上、水溶性のシミ抜き剤に移って下ください。